里山の日常

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仲秋の 遠き雲居をさ迷いて ここにいたのか 我がかぼす丸

さて、秋に入りカボスの出荷も始まりました。我が家ではカボスも無農薬にて生産しております。週に2度程、久留米市青果市場へ持ち込むのですが、どこら辺りで販売されているのか掴めていませんでした。 ところが先日、私が買い物に立ち寄ったスーパ...
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冷えた風 彼岸のあぜを 揺らしけり

農業初心者の私。9月の大事な作業は「稗(ひえ)取り」です。よくお米が無かった時代の穀物として「アワやヒエ」と言われる、あのヒエ。午前中は露があるので午後に行う作業です。お茶は無農薬でいけることを確信していますが、流石にお米はそうはいきませ...
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庭鳥の ひよめき撫でる 黄昏に

4ヶ月掛けて、養鶏舎を建てた。鶏を6羽飼い始めて、1ヶ月が経った。雄鶏が鳴き始めたのが、5日前。 そして今日、鶏が初卵を産んでくれました。同時に3個ゲット。4月の同じ日に生まれた雛鳥だから、成長も横並び。 雄鶏の鳴き方...
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殿様の 落つる水辺に 添ひ居たり

庭で殿様ガエルを発見。思わず写真に収めてしまいました。夏の昼、まったりしていたところに人間が邪魔をしたというのでしょう、慌てて水中にもぐっていきました。 子どもの頃は捕まえて空き缶に入れて転がしてみたり(目を回すところが面白い残酷な...
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夏の日を 集めて青し かぼす丸

我が家では少量ながらカボスも出荷しています。カボスと申すと焼きサンマに添えられている小さな扱いやすい物をイメージされるかも知れませんが、うちのカボスはその2倍程の大きさがあります。ガチャポンのカプセルのような感じです。 ...
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庭鳥の 眠りたる舎の 朝餉かな   

かねて鶏を飼いたいと考えていました。目的は鶏卵の採取と最終的に鶏肉を食べるためです。この夏、ようやくその夢を叶えることができました。春から小屋の建設を始め、TOKYO2020の開会式の日に合わせるかのように養鶏舎柿落となりました。 ...
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自家製。梅干し作り。塩分はいかに。

近年、梅干しを自分でお作りになる方が増えているそうです。健康や和食への関心の高まりが背景にあるのかと存じます。 我が家では数年前より知人や親戚に配っても余るくらいの梅干しを作っています。毎年課題となるのが、塩の量。所謂「塩梅」でござ...
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6月のある日

田舎では物のやり取りや助け合い、物々交換みたいなことは日常のこと。今日は玉蜀黍が届いていて、茄子6本のおまけも付いていました。 お返しに用意したのは、枇杷。うちの畑の隅にあるありふれた枇杷ですが……それでも喜んで受け取ってく...
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ぬかるみに 手習ゐしたる 田植ゑかな

奥八女では今年も地上に空が出現し始めました。 我が家も僅かながら水田を持っていますので、つい先日、例年通りの田植え作業を終えました。私ゴビーは新米、それこそ農業1年生のシンマイなので、田植えもなかなか不調法です。それでも田植え後の苗...
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鴨が来るのは初めてかも知れません

この記事は6月上旬に執筆しましたが、掲載するのが遅れてしまいました。 さて、こちら奥八女では6月上旬に田植えを行います。 農作業は、山間部から平地に向かって進んでいきます。これは、用水の利用が川上から進められることが1つの理由...
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