去る10月上旬のこと、米寿に近い父と還暦に近い私ゴビーの2人で稲刈りをしました。
朝から、1年に1日しか使わない稲刈り用「バインダー」を田んぼに駆ります。バインダーは稲刈りと結束を同時に行える農具。稲穂を飲み込んだそばから、均等な大きさの束にして田んぼへ放ってくれます。
こちらは「ハーベスター」(脱穀機)。
大きな田んぼなら「コンバイン」という機械で稲刈りと脱穀(米粒を穂から外すこと)を同時に処理できるのですが、ここは狭い田んぼなので稲刈りを済ませた後このハーベスターで脱穀だけを行います。
ゆっくりと歩きながら稲束をハーベスターに掛ける……この繰り返しが、腰痛持ちには応えます。
稲穂の間には、ネズミや鳥の巣がいくつも隠れていました。もちろん中は抜け殻ばかり。
田んぼ前の国道には秋晴れのドライブを楽しむ車やバイクがさわやかなエンジン音を残して去っていきますが、こちらも負けじとハーベスターのエンジンをふかします。
朝から機械の調子がイマイチで、夕刻までかかりました。
脱穀して籾(もみ)となったお米は、この後ライスセンターという施設に持ち込まれ、乾燥と籾摺りが行われます。
毎年この季節には台風などの被害を受けることが多く、毎日ビクビクしながら天気予報を見ています。
今年も無事に稲刈りが終わりました。
コメント
里山の日常懐かしい感じです、
夢ばあさん
コメントをありがとうございます。私にとりましては「懐かしい現在」です。実り豊かな生活がいつまでも続くことを願っています。