小豆を収穫しました

天日干し中の小豆 里山の日常

この記事は、ゴビばあが担当します。

毎年この時期になると、アズキの収穫をします。今年も一升瓶2本分くらいとれました。
新米と一緒におこわにしたり、ぜんざいにしたり、お正月のあんこにしたり、そして、時々はゆでてサラダにまぶしたりサンドイッチに挟んだり。使い勝手がいい食材です。

アズキを育てるようになったのはここ数年の話。昔はもちろん育てていたそうですが、時代の流れの中で買ったほうが簡単という空気が流れ、一時期はアズキも大豆も買うようになっていました。
「農家が買うようになったらおしまい」と思うものの、やっぱり「簡単」です。その生活が10年20年と続き、外国産を食べても別に平気になっていました。
でも「なんだか違うよな」って思うようになりました。農家がそれではやっぱりね。そしてここ数年、栽培するようになってきたのです。

夏頃に撮影した小豆のさや
小豆の若かりし頃の写真

 収穫方法は昔式。まず、茎ごと引っこ抜いてそのまま干します。シートの上に広げて天日干しです。何日も、シートを広げたり畳んだりして、たっぷり天日に当てます。そうしているうちに乾いたアズキがぽろぽろとさやの中からこぼれてきます。そしたら、ブリコという木製のハンマーみたいなもので軽くたたきます。さやの中からアズキが飛び出してくるので、こぼれないように集めます。空っぽになったさやを除いて、アズキだけを集めます。
アズキは虫が食べやすいので、一度お湯をかけて熱消毒し、一升瓶で保存します。

天日干し中の小豆
天日干し中の小豆を近寄って撮影した物

こうやって、ささやかながら、また向こう1年分のアズキを収穫しました。
手始めに、母が白玉ぜんざいを作ってくれました。アズキの粒が大きくてとてもおいしい。

実りの秋、夏の終わりからずっと収穫が続いています。カボスはまだ収穫し出荷しています。お米の収穫も終わり、庭先の柿の木(ガンザンという品種で、本当に原種みたいな柿)、イチジクと楽しませてくれます。もうしばらくすると、渋柿。これは剥いて干し柿にします。もちろん出荷もします。

里山は味覚の秋たけなわです。

コメント

  1. 夢ばあ より:

    いいね。昔を思い出します。ぜんざい美味しいでしょうね

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