こんにちは。今回の記事は、園主ゴビーが担当致します。
8月が終わっても尚暑い日が続いていますが、庭草の萎み、夜の虫の音、そして風の様子の変化などに夏が去りゆくのを感じます。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」とはよく詠んだものです。
さて、本日は八女茶と当園の歩みについてお話しします。
八女茶は福岡県八女市を中心として生産される緑茶の銘柄です。そもそも、お茶の発祥は中国雲南省。唐の僧侶が福岡県にお茶を伝えたと言われています。それが八女市黒木町に建立された霊巌寺に伝えられ、八女茶が誕生しました。1423年の出来事です。
霊巌寺は今も八女茶発祥の地として、また日本三大奇岩を拝むことの出来る場所として、多くの人々に訪れられています。
合原茶園はそういった歴史の中で先祖より畑を受け継いで参りましたが、両親から私が受け継いでからというもの、規模を縮小しながら細々と経営をしております。
当園のお茶が他の八女茶と違うと思うところは、およそ40年にわたる無農薬栽培を行っている点です。無農薬に切り替えた当初は酷い虫害に悩まされましたが、3年目頃から不思議と害が無くなりました。
これはひとえに、お茶の木のたくましさゆゑと思います。
生産量はかつてに比べると減りましたが、今も親戚や知人、以前からのお客さま、そのお客さまからの口コミによって多くの方々にゴビーの八女茶をお届けすることが出来ています。
さて、当園では新茶の出荷もとうに終わり、最近は米の収穫に向けた準備を行っています。
我が家の米農業についても、いずれこのサイトでご紹介したいと思います。
お読み下さいましてありがとうございました。
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