移りゆく年と人を見つめて

除夜の鐘をつきに集まった人の様子 里山の日常

この冬に見た村の風物をちょっとまとめましょう。

まずは、年の瀬の「餅つき」
我が家では蒸した餅米をうすに放り、きねでつき上げていきます。

蒸し器
蒸し器
つきあがって、丸めた餅たち
餅つきでは一人一人が職人。

餅は大小様々な丸餅にし、正月の鏡餅にしたり、雑煮に入れる餅にしたりします。
つき手と合の手の息を合わせて、餅米が冷めないうちにササッとつき上げるのが大事ですが、近年はどうしてもテンポが遅くなりがち。

年が明けてすぐの、「除夜の鐘」

除夜の鐘をつきに集まった人の様子
Happy New Year! 今日の日は ああ どこから来るの?

餅の次は鐘をつきますよ。
紅白が終了した後には、近くのお寺に参ります。前年は来場者2, 3人という寂しさでしたが、今回は10名以上の家族連れが見えていました。
そうして迎えた元旦初日の出は、青空に恵まれ霊験あらたかな気分にしてくれました。我が家は山間の集落にあるので、日の出時刻は随分遅く8時半頃になります。

さて、松の内が明けようかという頃に行われるのは、「どんど焼き」

どんど焼き
ゴシック様式の影響を受けたと言われるどんど焼きの構造(嘘)
どんど焼きで配るカップ酒を大きな鍋で温めている様子
アチチと寒〜ぅのコントラスト。それすなわち冬の情景。

今年は規模縮小での開催。参加者、少ない。カップ酒配って終了とは。
私としては不完全燃焼でしたが、竹はよく燃えていました。

今年は、奥八女にとっても、またこの地球にとっても良き一年となりますように。
こうして年末年始の一連の行事に参加していると、人間と自然との結びつきを普段以上に強く感じます。自然と調和するために人間が編み出した「里山」という住環境を象徴するような冬のシーン達でした。

ちなみに大晦日の夕餉はすき焼き。使う卵は、今年飼い始めた鶏さんが産んだ新鮮そのものの、卵。

すき焼きと、家で採れた鶏卵
ありがとう、2021年。

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