※写真はフリー素材ですので黒木瞳さんとは関係ありません。
夫・ゴビーの中高時代の同級生に黒木瞳さんがおられる。
中学生の時には同じ剣道部だったそうで、あちらが覚えておられるかどうか定かではないが、こちらはそれを話題として時々お借りしている。
その黒木瞳さんが2回目の映画監督をされるとのことで話題の、『十二単を着た悪魔』の映画と瞳さんの舞台あいさつを見に行った。
映画館に入ったとたん、八女・黒木の方々がたくさん来られている。年齢層も幅広い。男女とも。きっと瞳さんを応援されている方々なのだろうと、温かい気持ちがこみ上げてきた。
瞳さんは八女の奥・黒木で育ったことを誇りにしているといつも言われる。そしてそのことをよく文章に書かれる。そのことが私たちそこに住んでいる人の勇気や希望になっている。
私個人も、勇気やパワーをくださる瞳さんを応援している。
その瞳さんから今回は違った視点でまたパワーをいただいた。『十二単を着た悪魔』は源氏物語に登場する弘徽殿女御(こきでんのにょうご)の話。瞳さんは、この女性を「自分の考えを持ち、自立していく女性」として描いておられ、これはまさに瞳さん自身ではないかと思った。私より年上で、還暦を迎えられるお年頃というのに、なんという力強さ。舞台に登場されたときの立ち姿。感激してしまって涙がでた。
時に疲れて逃げ出したくなることもあり、『年』を感じていた私だったが、その帰り道は、背筋をピンとはり、何でもやれそうな気持ちになっていた。これからも瞳さんはまだ何度も映画を撮られるだろう。
今日の日を忘れずに私も暮らしを重ねていこうと思った。
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